藤まつり投句会
2026年4月25日~5月5日の笹屋ホテル「藤まつり」期間中にご来館頂きましたお客様を対象に
投句会を実施いたしました。
俳句部門、短歌部門より入選作品を発表します。
入選の皆様、おめでとうございます。
兼題は「藤」「4月の季語」「5月の季語」のいずれか
宮坂静生 選
俳句部門
特選
秀逸
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川風に白藤の花匂いたつ颯竣 様
<評>
千曲川からの微風に咲き誇る白藤の花の甘美な匂いを捉えた。藤の花の香りは芳醇なことで古来多くの文人により讃えられている。匂いたつとの表現の勢いが新鮮で白藤の香りに包まれる至福の時間が体感され、明快な一句である。
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このホテル藤の木にさく花がいい黒岩 航太 様
<評>
表現の仕方が若々しい。ズバリ端的である。ホテルの入口にある藤の木を褒める。藤ではなく大きな木と捉える。そして、その花がいいと、焦点を絞る点もカメラアングルが新鮮である。べたべたしない、情緒を削いだ言い方に魅力がある。
短歌部門
特選
秀逸
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天空に敷き詰めらるる藤の花迎え招くは凛々しき鈴の音利信 様
<評>
咲き誇る藤棚を見上げる。大空に藤の花がぎっしりと敷き詰められた芳醇な香りに胸迫る思い。この感動を呼び寄せたのは凛凛と琴線に触れるような鈴の音色であった。一語一語が的確に選び抜かれ冗語がない緻密な佳吟である。
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それぞれの時そ重ねて花ひらき変わらぬ藤の香もてなしの宿山邉 祐子 様
<評>
時間は人にも花にも一様ではない。季節が巡り来て花開く藤に遅速があろうとも、その香の変わらない純一さがいい。宿の心づかいの懇ろさも抜群である。上の句の時間の捉え方に現代風な知性が光っている。