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日本いちご生産発祥の地 小諸市御牧ヶ原の「こもろ布引いちご園」~後編~

掲載日/2012年12月
ハウスの向こうには信州の山々

お話を聞いた後、管理部長さんにハウス内を案内して頂きました。
広く取った通路は車椅子でも可能、またゆっくり過ごせる様いちご狩りは時間制限がないとのことです。いちご狩りは1月1日から、今は店舗販売用やお菓子用の出荷の最盛期です。訪問した時間はすでに本日分を収穫した後でしたので真っ赤ないちごはなかったのですが、大き目の実をひとつ頂きました。
まだ半分は青い実でしたがその甘さにびっくり、ハウス栽培のいちごは形ばかりで…という勝手な考えが改まってしまいました。
気温が低い冬のいちごは夏に比べてゆっくり熟すので大きく育てられるのだそうです。
そういう意味ではハウスいちごの旬はやっぱり冬なのかと思いました。
もちろん、美味しく育てるには気候だけではなく技術が必要です。

 御牧ヶ原のいちご生産が60年ぶりに戻り、新たな技術により再び日本のいちご生産をリードしていくことを期待しながら 貴重なお話を頂いたお礼をして高台の駐車場へ戻りました。

 眼下にいちご園のハウス、その向こうには冠雪の浅間山麓が綺麗に見えました。それにしても日本のいちご生産の元は おやきの具でもあったとはいかにも信州らしい話で、帰路にも暫くはいちごの甘さが口に残りました。