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史跡は展望台 千曲市「森将軍塚古墳」

掲載日/2014年4月
下から見上げた「森将軍塚古墳」

 3月も最終日、東京では例年並みに桜が満開となり、いよいよ信州も花景色の季節です。毎年大勢の観光客で賑わう千曲市森地区の杏の花、今年の開花は4月8日頃と発表されています。

「森将軍塚古墳」と信州の山並み

 さて、国道18号線から森地区へ行く途中、小高い山の上に森将軍塚古墳があります。築造は4世紀頃で、現在は完全復元されています。一度も上った事がなかったのですが、この日は史跡としてではなく景色が目的で訪ねてみました。
昨年、杏の花を見た帰りの車中、ちょうどこの辺りから北アルプスと飯綱山が綺麗に見えて、あの山の古墳からならさぞかし…という思いからです。

「森将軍塚古墳」から見た北アルプス

 博物館となっている麓の森将軍塚古墳館と古墳までのシャトルバスは定休日でしたが、景色を見るには絶好の日なので、仕方なく歩いて登ることにしました。標高は490メートル。標識にはトレッキングコースで20分とありましたのでそちらのルートを選びました。やっとの思いで山道を登ると綺麗に石積みされた前方後円墳が見えてきました。

石段を頂上へと上ると北アルプスと飯綱山が綺麗に見えます。善光寺平も一望できて、思っていた通りの景色です。史跡としてはもちろんですが、眺望を楽しむ場所としても十分価値があります。何枚か写真を撮って今度はシャトルバス用の道路を下りました。春休みという事もあって学生さんらしき人たちが元気に登ってきます。「良い天気ですね~」と声をかけられ、こちらも「今日は最高だね」と作り笑顔、その分膝だけは元気に笑っていました。

古墳の周りにあるオブジェと飯綱山

 これから杏の花を見に行かれる方も多いと思いますが、天気がよければ立ち寄られてはいかがでしょうか。シャトルバスなら5分程度、随時発車しています。古墳館とシャトルバスは月曜日が定休日ですが、健脚な方ならのんびり登るのもよいかもしれませんね。