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北アルプスの里に国宝「仁科神明宮」

掲載日/2012年4月
仁科神明宮

 長野県には国宝に指定されている建物は5箇所あります。
長野市「善光寺」、松本市「松本城」上田市「安楽寺八角三重塔」。この三箇所は常にたくさんの観光客が訪れますが小県郡青木村の「大法寺三重塔」と大町市「仁科神明宮」はそれほどメジャーではないようです。

 大町市は安曇野市と白馬村の間にあり北アルプスが綺麗に見える所、花にはちょっと早いですがぽかぽか陽気に誘われて訪ねてみました。

大町市「仁科神明宮」の案内看板

 仁科神明宮は本殿、中門、釣屋が日本で最も古い神明造りの形を残している事から国宝に指定されました。伊勢神宮は20年毎に式年遷宮があるので国宝にはならず、仁科神明宮は江戸時代初頭からそれ以前の部分修復のみ行ってきたそうです。

 新築するには大変な費用が掛かるから…と社務所の方。仁科神明宮は本殿のすぐ近くまで入れますので見学しやすいです。年輪を重ねた杉木立の中にひっそりとした国宝ですがそれ故に厳かな雰囲気が漂っていて、社務所の方には叱られそうですが「賑やかにならないほうがいいな」と思いました。

残雪の北アルプス

 参道を下ると正面には残雪の北アルプス、春霞の山々は白馬方面へと更に白く繋がっていました。写真を撮る為に何度か車を止めましたが、切がなくなりそうで高瀬川に架かる宮本橋からの写真を最後に、一路安曇野ICへ向かいました。